
世界半導体株投資の運用実績
2026年6月30日時点の月次レポートでは、分配金を再投資した場合の騰落率が次のように公表されています。
| 期間 | ファンド | ベンチマーク |
|---|---|---|
| 1か月 | 3.6% | 4.2% |
| 3か月 | 48.9% | 61.7% |
| 6か月 | 53.4% | 60.3% |
| 1年 | 118.5% | 121.2% |
| 3年 | 355.7% | 380.5% |
| 設定来 | 6,063.2% | 7,724.0% |
直近1年では基準価額が大きく上昇しています。ただし、2026年6月30日時点で掲載された各期間では、ファンドの騰落率がベンチマークを下回っています。
アクティブファンドは、銘柄選択や投資比率の調整によってベンチマークを上回ることを目指せる一方、運用判断によっては指数より低い成績になることがあります。
また、過去の騰落率は購入時手数料や税金を考慮した個人の実際の利益率とは異なります。購入した時期や分配金の受取方法によっても、運用結果は変わります。
基準価額は短期間でも大きく動く
半導体関連株は、企業決算、AI設備投資、メモリ価格、金利、輸出規制などの影響によって大きく変動します。
ファンドが大きく上昇した期間があっても、今後も同じペースで上昇するとは限りません。NVIDIAなど組入比率の高い企業が下落した場合、ファンドの基準価額も大きく下がる可能性があります。
2026年の分配金は1万8,000円
このファンドは、原則として毎年6月28日に決算を行い、運用会社の方針に基づいて分配金を決定します。
| 決算年 | 分配金 1万口当たり・課税前 |
|---|---|
| 2026年 | 18,000円 |
| 2025年 | 8,000円 |
| 2024年 | 9,000円 |
| 2023年 | 4,350円 |
| 2022年 | 2,650円 |
分配金は預金の利息とは異なる
投資信託の分配金は、ファンドの純資産から支払われます。分配金が支払われると、その金額に相当する分だけ基準価額が下がる要因になります。
例えば、分配前の基準価額が36万円で、1万口当たり1万8,000円の分配が行われた場合、ほかの条件が同じであれば分配後の基準価額はその分だけ低くなります。
分配金額が多いことだけで運用成績が優れているとは判断できません。基準価額の変化と受け取った分配金を合わせたトータルリターンで確認することが重要です。
分配金には、運用益から支払われる普通分配金だけでなく、購入価額との関係によって元本払戻金となる場合もあります。
購入時・保有中・換金時にかかる費用
世界半導体株投資では、購入時、保有中、換金時のそれぞれに費用が発生する可能性があります。
| 費用 | 負担内容 |
|---|---|
| 購入時手数料 | 購入価額の3.3%以内(税込)。販売会社が定める |
| 信託報酬 | 年率1.65%(税込) |
| 信託財産留保額 | 換金時の基準価額の0.3% |
| その他の費用 | 売買委託手数料、外貨建資産の保管費用、監査費用など |
購入時手数料は販売会社によって異なる
購入時手数料は上限が3.3%とされており、実際の料率は販売会社が決定します。同じファンドでも、どこで購入するかによって手数料が異なる場合があります。
100万円を購入し、購入時手数料が3.3%の場合、単純計算では3万3,000円の手数料がかかります。購入前には、利用する証券会社や銀行の手数料を確認することが大切です。
信託報酬は保有中に継続してかかる
信託報酬は、保有資産から日々差し引かれ、基準価額へ反映されます。投資者が別途振り込むものではありません。
年率1.65%は、低コストのインデックスファンドと比べる際に無視できない負担です。長期間保有すると、わずかな料率の差でも運用結果に影響します。
2024年6月29日から2025年6月30日までの総経費率は1.68%でした。総経費率には運用管理費用に加えて、ファンドの運営中に発生したその他の費用が含まれます。
換金時にも0.3%が差し引かれる
売却して現金化するときには、信託財産留保額として基準価額の0.3%が差し引かれます。
短期間で購入と換金を繰り返す場合は、購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額が運用結果へ与える影響が大きくなります。
NISAでは成長投資枠の対象
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は、NISAの成長投資枠の対象です。NISA口座で購入した場合、制度上の条件を満たす範囲では、普通分配金や換金時の利益が非課税になります。
一方、つみたて投資枠の対象商品ではありません。また、販売会社によってNISAでの取扱いが異なる場合があります。
NISAを利用しても、購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額が無料になるわけではありません。非課税になるのは対象となる運用益であり、商品の費用は通常どおり発生します。
世界の半導体株へ投資できる魅力がある一方、銘柄・地域・為替の偏りは非常に大きい商品です。購入前に見落としやすいリスクを次のページで確認しましょう。



