野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)とは?運用実績・組入銘柄・手数料を徹底解説

「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は、NVIDIAや台湾積体電路製造(TSMC)など、世界の半導体関連企業へ集中投資する投資信託です。高い成長が期待される半導体市場へまとめて投資できる一方、特定の銘柄や米国株への偏りが大きく、基準価額が短期間で大幅に変動する可能性があります。この記事では、ファンドの運用方針、最新の組入銘柄、これまでの運用実績、分配金、手数料、NISAでの取扱い、購入前に知っておきたいリスクまでわかりやすく解説します。

世界の半導体関連企業へ投資する投資信託のイメージ

この記事の主な内容

  • 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の特徴
  • インデックスファンドとの違い
  • 最新の基準価額・純資産総額・組入銘柄
  • 過去の運用実績とベンチマークとの比較
  • 購入時手数料・信託報酬・換金時の費用
  • NISAで購入できるか
  • 購入前に確認したいリスクと注意点

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)とは

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は、野村アセットマネジメントが設定・運用する追加型の株式投資信託です。2009年8月27日に設定され、信託期間は無期限となっています。

日本だけでなく、米国、台湾、オランダ、韓国など、世界各国の半導体関連企業の株式を主要な投資対象としています。

正式名称野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
運用会社野村アセットマネジメント
設定日2009年8月27日
信託期間無期限
決算日原則として毎年6月28日
投資対象世界各国の半導体関連企業の株式
運用方法アクティブ運用
為替ヘッジ原則として行わない
NISA成長投資枠の対象

半導体メーカーだけに投資する商品ではない

投資対象には、半導体そのものを設計・製造する会社だけでなく、半導体製造装置や検査装置を提供する企業も含まれます。

半導体産業は、設計、製造、メモリ、製造装置、検査、材料など、多くの企業によって成り立っています。このファンドでは、各国・地域の投資環境を考慮しながら、技術力、価格決定力、利益構造、財務内容などを分析して投資銘柄を選びます。

インデックスファンドではなくアクティブファンド

この商品は、特定の指数とほぼ同じ銘柄を機械的に保有するインデックスファンドではありません。

ベンチマークには、世界の半導体・半導体製造装置企業で構成される「MSCI All Country World Semiconductors & Semiconductor Equipment(税引後配当込み・円換算ベース)」を採用しています。

ただし、ベンチマークへの完全連動を目指す商品ではなく、運用担当者が企業を調査し、投資銘柄や組入比率を決定します。そのため、ベンチマークを上回る可能性がある一方、銘柄選択がうまくいかなければベンチマークを下回ることもあります。

2026年7月時点の基準価額と純資産総額

2026年7月23日時点の基準価額は34万2,426円でした。基準価額は1万口当たりの価格であり、必ず34万円以上を用意しなければ購入できないという意味ではありません。

実際の最低購入金額や積立可能額は販売会社によって異なります。金額指定で購入できる販売会社では、基準価額より少ない金額から購入できる場合があります。

2026年6月30日時点の純資産総額は1兆73億円でした。野村アセットマネジメントは、2026年6月4日に純資産総額が1兆円を突破したと発表しています。

純資産総額が大きいことは、多くの資金が集まっていることを示します。ただし、人気や資産規模の大きさが将来の利益を保証するわけではありません。

最新の組入上位10銘柄

2026年6月30日時点では、26銘柄が組み入れられています。組入上位10銘柄は次のとおりです。

順位銘柄国・地域純資産比
1位NVIDIA米国25.0%
2位台湾積体電路製造(TSMC)台湾13.7%
3位Broadcom米国12.9%
4位Micron Technology米国7.6%
5位ASMLオランダ7.2%
6位Applied Materials米国6.8%
7位SK hynix韓国4.0%
8位Astera Labs米国3.8%
9位KLA米国3.3%
10位Qualcomm米国3.0%

上位10銘柄だけで純資産総額の87.4%を占めています。さらに、上位3社の合計は51.6%です。

複数の企業へ投資しているものの、NVIDIAをはじめとする一部の大型企業の値動きが、ファンド全体へ強く影響する構成となっています。組入銘柄や比率は運用判断によって変更されるため、購入後も月次レポートを確認することが大切です。

高い運用実績が注目される一方、ベンチマークとの比較や分配金の影響まで確認すると、数字の見え方は変わります。