住宅ローンを減らす方法|繰り上げ返済と借り換え
住宅ローンを減らす方法として代表的なのが、繰り上げ返済と借り換えです。どちらも効果が出ることがありますが、手元資金や手数料、住宅ローン控除への影響を確認してから判断する必要があります。
繰り上げ返済は「期間短縮型」と「返済額軽減型」がある
繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別にまとまった金額を返済し、元本を減らす方法です。期間短縮型は返済期間を短くして利息軽減効果を狙う方法、返済額軽減型は毎月の返済額を下げて家計の余裕を作る方法です。
ただし、住宅ローン控除を受けている期間中に繰り上げ返済をすると、年末ローン残高が減るため、控除額が少なくなる場合があります。利息軽減効果と控除額への影響を比較して考えましょう。
借り換えは金利差だけで判断しない
住宅ローン借り換えは、今のローンを別の金融機関のローンで返済し、新しい条件で借り直す方法です。金利が下がると毎月返済額や総返済額を減らせる可能性があります。
一方で、借り換えには事務手数料、登記費用、保証料、印紙代などがかかります。金利差があっても、諸費用を含めると大きな効果が出ない場合があります。借り換え前後の総返済額、諸費用、団信の条件、返済期間を必ず比較しましょう。
住宅ローンランキングやおすすめ銀行を見るときの注意点
住宅ローンランキングや安い銀行の比較は、候補を知るうえで役立ちます。ただし、表示されている金利だけで決めるのは避けた方が無難です。実際に適用される金利は審査結果によって変わることがあり、団信の保障内容や手数料も金融機関ごとに異なります。
特に確認したいのは、次の項目です。
- 表面金利だけでなく、事務手数料や保証料を含めた総費用
- 団体信用生命保険の保障内容と上乗せ金利
- 繰り上げ返済手数料の有無
- 変動金利の場合、金利が上がったときの返済額
- 固定金利の場合、固定期間終了後の条件
- 審査に必要な期間と必要書類
住宅ローン選びで失敗しないための最終チェック
住宅ローンを組む前には、現在の家計だけでなく、10年後、20年後の支出も考えておくことが大切です。子どもの教育費、車の買い替え、親の介護、自宅の修繕、老後資金など、住宅ローン以外の支出も続きます。
最後に、次の3つを確認しましょう。
- 毎月返済額:今の生活費を圧迫しすぎないか
- 金利上昇時:変動金利が上がっても返済を続けられるか
- 控除と税金:住宅ローン控除を使える条件を満たしているか
住宅ローンは、最も金利が低い商品を探すだけではなく、長く安心して返せる仕組みを作ることが大切です。変動金利、固定金利、住宅ローン控除、借り換え、繰り上げ返済をそれぞれ切り離して考えるのではなく、家計全体の中で無理のない選択をしましょう。
<参考サイト>国土交通省 / 国税庁 / 財務省 / 日本銀行 / 住宅金融支援機構 / 金融庁
