日経半導体株インデックスとは?構成銘柄・投資信託・ETFの違い

eMAXIS 日経半導体株インデックスの特徴

eMAXIS 日経半導体株インデックスは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する追加型の投資信託です。2024年7月12日に設定されました。

日経半導体株指数の値動きに連動する投資成果を目指し、日本の半導体関連企業へまとめて投資します。ベンチマークには、構成銘柄から受け取る配当を反映した日経半導体株指数(トータルリターン)が採用されています。

商品名eMAXIS 日経半導体株インデックス
運用会社三菱UFJアセットマネジメント
設定日2024年7月12日
ベンチマーク日経半導体株指数(トータルリターン)
信託報酬年率0.297%以内(税込)
購入時手数料なし
信託財産留保額なし

信託報酬は設定当初、年率0.440%以内(税込)でしたが、2025年4月26日から年率0.297%以内(税込)へ引き下げられています。

2026年6月には純資産総額が1,000億円を突破しました。ただし、純資産総額が大きいことや過去に価格が上昇したことは、将来の運用成果を保証するものではありません。

eMAXIS Slimとは別の商品

eMAXIS 日経半導体株インデックスには「Slim」という名称が付いていません。

eMAXISとeMAXIS Slimは、同じ三菱UFJアセットマネジメントのシリーズですが、商品のラインナップや信託報酬の方針などが異なります。「eMAXIS Slim 日経半導体株インデックス」という名称の商品ではないため、購入時には正式名称を確認しましょう。

投資信託として購入する利点

一般的な投資信託は、販売会社によっては100円などの少額から金額を指定して購入できます。毎月一定額を自動的に購入する積立設定にも対応しやすい点が特徴です。

売買価格となる基準価額は原則として1日1回算出されます。株式のように、取引時間中の価格を見ながら指値注文を出す商品ではありません。

日経半導体株指数に連動するETFもある

東京証券取引所には、日経半導体株指数への連動を目指すETFが複数上場しています。

ETFは上場投資信託のことで、株式と同じように証券取引所の取引時間中に売買できます。市場価格を確認しながら成行注文や指値注文を利用できる点が、非上場の投資信託との主な違いです。

コード商品名売買単位信託報酬
年率・税込
200ANEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信1口0.165%
213A上場インデックスファンド日経半導体株10口0.165%
221AMAXIS日経半導体株上場投信10口0.154%

上記は2026年7月時点の情報です。信託報酬とは別に、証券会社の売買手数料やファンド内で発生するその他の費用がかかる場合があります。

投資信託とETFの主な違い

比較項目非上場の投資信託ETF
売買価格1日1回算出される基準価額取引時間中に変動する市場価格
価格の指定原則として指定できない指値注文を利用できる
購入金額販売会社によって少額積立が可能市場価格×売買単位
自動積立対応する販売会社が多い証券会社によって対応が異なる
保有中の費用信託報酬など信託報酬など
売買時の注意点申込締切時間を確認売買手数料や価格差を確認

ETFは信託報酬が比較的低い一方、市場での売買価格が1口当たり純資産価値から離れることがあります。買い注文と売り注文の価格差である「スプレッド」も実質的な取引コストになります。

一方、非上場の投資信託はリアルタイム売買には向きませんが、毎月同じ金額を積み立てたい場合や、端数を気にせず金額指定で購入したい場合に利用しやすい仕組みです。

日経半導体株指数とSOX指数の違い

半導体株の代表的な指数として、米国のフィラデルフィア半導体株指数、通称「SOX指数」も知られています。

両方とも半導体関連の30銘柄で構成されますが、投資対象となる企業や通貨、指数の算出方法が異なります。

比較項目日経半導体株指数SOX指数
主な対象東京証券取引所の上場企業米国市場に上場する企業やADR
構成銘柄数3030
算出方法時価総額ウエート方式修正時価総額加重方式
主な特徴日本の製造装置、材料、検査企業などを幅広く含む米国上場の設計、製造、販売企業などを含む
円で投資する場合の為替影響直接的な外貨換算の影響は基本的にない為替ヘッジなしの商品では円相場の影響を受ける

日経半導体株指数には、製造装置、検査装置、半導体材料などに強みを持つ日本企業が多く含まれています。一方、SOX指数には米国市場に上場する半導体設計会社や製造会社などが含まれます。

日本の半導体関連企業へ投資したいのか、米国上場企業を中心に投資したいのかによって、選ぶ指数は変わります。

30銘柄に分散されていても、半導体という一つの業界に集中する点は変わりません。価格が大きく動く理由と、購入前に確認したいリスクを次のページで解説します。