住宅ローンを選ぶとき、「固定金利にするべきか」「変動金利とどっちが得なのか」で迷う方は少なくありません。特に2026年は、長期金利や日銀の金融政策の動きが住宅ローン金利にも影響しやすい局面です。この記事では、固定金利の基本、固定金利と変動金利の違い、固定金利10年の注意点、フラット35、借り換え判断まで、はじめての方にもわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 固定金利とは何か、変動金利との違い
- 固定金利10年を選んだ場合、その後どうなるのか
- 2026年現在の固定金利・フラット35の動向
- 固定金利と変動金利のどっちが得かを考える基準
- 固定金利への借り換えで確認したいポイント
※本記事は住宅ローン選びに関する一般的な情報提供を目的としています。実際の金利、審査条件、手数料、団体信用生命保険の内容は金融機関や契約時期により異なります。申込み前には必ず各金融機関の最新条件をご確認ください。
固定金利とは?返済額を読みやすくする住宅ローンの金利タイプ
固定金利とは、一定期間または返済終了まで、住宅ローンの借入金利が固定されるタイプのことです。金利が固定されている間は、原則として市場金利が上がっても適用金利は変わらないため、毎月の返済額を見通しやすい点が特徴です。
住宅ローンの固定金利には、大きく分けて全期間固定金利型と固定金利期間選択型があります。名前は似ていますが、契約後の仕組みはかなり違います。
全期間固定金利型:完済まで金利が固定される
全期間固定金利型は、借入時に決まった金利が完済まで続くタイプです。代表的な商品としては、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携するフラット35があります。返済開始後に金利が上がっても返済額が変わりにくいため、教育費や老後資金など、将来の支出を計画的に管理したい家庭に向いています。
一方で、借入当初の金利は変動金利より高めに設定される傾向があります。そのため、「安心を買う代わりに、当初の返済額はやや高くなりやすい」と考えると理解しやすいでしょう。
固定金利期間選択型:固定期間が終わると金利を選び直す
固定金利10年、固定金利5年、固定金利3年などは、固定金利期間選択型と呼ばれます。たとえば固定金利10年なら、最初の10年間は金利が固定されますが、10年後はその時点の金融機関の条件により、再び固定金利を選ぶか、変動金利に切り替えるかを検討することになります。
ここで大切なのは、「固定金利10年=完済まで10年の金利で固定」ではないという点です。返済期間が35年で固定金利10年を選んだ場合、11年目以降の金利は改めて決まります。固定期間終了後に金利が上がっていれば、月々の返済額が増える可能性があります。
固定金利と変動金利の違いは「誰が金利上昇リスクを負うか」
固定金利と変動金利の違いは、単に金利が高いか低いかだけではありません。より重要なのは、将来の金利上昇リスクを誰が負うかです。
| 項目 | 固定金利 | 変動金利 |
|---|---|---|
| 金利 | 一定期間または完済まで固定 | 金融情勢により見直される |
| 当初金利 | 変動金利より高めになりやすい | 固定金利より低めになりやすい |
| 返済計画 | 立てやすい | 将来の返済額が変わる可能性 |
| 向いている人 | 返済額の安定を重視したい人 | 金利上昇時にも対応できる余裕がある人 |
固定金利は「将来の返済額が増える不安を抑えたい人」に合いやすく、変動金利は「当初の返済額を抑えながら、金利上昇時にも家計で対応できる人」に合いやすいタイプです。
ここで迷いやすいのが、「固定金利と変動金利は結局どっちが得なのか」という点です。実は、損得だけで選ぶと見落としやすい重要なポイントがあります。
