eMAXIS Slimは、低コストのインデックスファンドとして多くの投資家に選ばれている投資信託シリーズです。ただし、「全世界株式」「米国株式 S&P500」「国内株式」「先進国株式」「新興国株式」など種類が多く、どれを選べばよいのか迷いやすいのも事実です。この記事では、eMAXIS Slimの基本、主な商品の違い、信託報酬、買い方、目論見書で確認すべきポイントまで、初心者にもわかりやすく整理します。

投資信託や資産運用をイメージした書類と電卓の写真

この記事でわかること

  • eMAXIS Slimの基本とeMAXISとの違い
  • 全世界株式・S&P500・国内株式・先進国株式の特徴
  • 信託報酬やデメリット、購入前の注意点
  • SBI証券・楽天証券などでの買い方と目論見書の見方

eMAXIS Slimとは?低コストを重視したインデックスファンドシリーズ

eMAXIS Slimは、三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドシリーズです。インデックスファンドとは、日経平均株価、TOPIX、S&P500、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスなど、特定の指数に連動する投資成果を目指す投資信託のことです。

特徴は、長期投資で重要になりやすい信託報酬の低さを重視している点です。信託報酬とは、投資信託を保有している間に日々差し引かれる運用管理費用のことです。毎日大きく意識する費用ではありませんが、10年、20年と保有する場合は運用成果に影響します。

eMAXISとeMAXIS Slimの違い

名前が似ていますが、eMAXISとeMAXIS Slimは同じシリーズではありません。どちらも三菱UFJアセットマネジメントの投資信託ブランドですが、ラインナップや信託報酬、販売形態が異なります。

一般的に、eMAXIS Slimはネット証券を中心に取り扱われ、低コストを重視した商品設計です。一方、eMAXISはSlimが付かない別シリーズとして展開されている商品もあります。そのため、購入画面で「eMAXIS Slim」と「eMAXIS」を取り違えないようにしましょう。

「eMAXIS Slim NASDAQ100」「eMAXIS Slim 半導体」は正式名称に注意

注意したいのが、NASDAQ100や半導体関連の商品名です。2026年6月時点で公式情報を確認すると、NASDAQ100に連動する商品は「eMAXIS NASDAQ100インデックス」として掲載されており、「eMAXIS Slim NASDAQ100」という正式名称ではありません。また、半導体関連では「eMAXIS 日経半導体株インデックス」など、Slimではない商品が存在します。

似た名前の商品を選んでしまうと、投資対象や信託報酬、NISAで使える枠が想定と違うことがあります。購入前には、証券会社の画面だけでなく、必ず交付目論見書で正式名称を確認することが大切です。

実は、eMAXIS Slimで迷う人の多くは「どれが一番よいか」ではなく、「どの地域にどれだけ投資したいか」でつまずきます。次のページでは、代表的なファンドの違いを一気に整理します。