住宅ローンを選ぶとき、「変動金利は安いけれど、今後上がるのでは」と不安に感じる方は少なくありません。特に、日銀の利上げ後は、変動金利とは何か、固定金利とどっちがよいのか、どの銀行を選べばよいのかを慎重に考える必要があります。この記事では、変動金利の仕組み、金利推移の見方、固定金利との違い、銀行選びの注意点まで、初心者にもわかりやすく解説します。

住宅ローンと金利を考える家のイメージ

この記事でわかること

  • 変動金利とは何か、なぜ金利が変わるのか
  • 変動金利の今後を考えるうえで見るべきポイント
  • 変動金利と固定金利はどっちが向いているか
  • 変動金利のおすすめ銀行やランキングを見る前の注意点

変動金利とは?住宅ローンで選ばれやすい理由

変動金利とは、借入後も一定のタイミングで金利が見直される住宅ローンの金利タイプです。一般的に、銀行の短期プライムレートや市場金利、金融政策の影響を受けやすいとされています。

住宅金融支援機構の住宅ローン利用者調査では、2026年1月調査において、利用した金利タイプは「変動型」が75.0%と最も多い結果でした。固定期間選択型は14.9%、全期間固定型は10.1%です。変動金利 住宅ローンが多く選ばれている背景には、借入時点の金利が固定金利より低く見えやすいことがあります。

「変動金利って本当に変わるの?」という疑問

「変動金利 変わらない」と感じていた方もいるかもしれません。長く低金利が続いた時期には、変動金利が大きく動かない印象がありました。しかし、変動金利は本来、金利環境に応じて変わる可能性のある仕組みです。

日本銀行は2026年6月の金融政策決定会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.0%程度で推移するよう促す方針を決定しました。住宅金融支援機構も、2024年3月のマイナス金利政策解除以降、政策金利が上昇していることに触れています。こうした環境では、これからの変動金利を「以前と同じ感覚」で見るのは避けたほうがよいでしょう。

変動金利の「5年ルール」と「125%ルール」

変動金利には、金利が変わっても毎月返済額の見直しが一般的に5年ごとになる「5年ルール」や、返済額が増える場合でも前回返済額の125%以内に抑える「125%ルール」があります。

ただし、これは返済が免除される仕組みではありません。金利が上がると、毎月返済額の中で利息の割合が増え、元金の減り方が遅くなることがあります。また、すべての金融機関が同じルールを採用しているわけではないため、契約前に必ず確認が必要です。

実は、変動金利で一番見落としやすいのは「金利が上がるか」ではなく、「上がった時に家計がどこまで耐えられるか」です。次のページで具体的に見ていきます。