備蓄米の販売金額はいくら?備蓄米の放出計画について解説

備蓄米を購入したいけれど、いくらで購入できるようになるんだろう?と不安な方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、小泉農林水産大臣が打ち出している備蓄米の放出計画について解説したいと思います。

備蓄米の放出計画とは?

農林水産省は2025年5月26日、政府備蓄米を売り渡す随意契約の詳細を公表しました。備蓄米の随意契約による備蓄米の放出計画の内容は以下の通りになります。

随意契約による備蓄米の放出計画 概要
売り渡し価格(玄米60キロ) 1万700円(税抜)
売り渡し量 2022年度産20万トン、2021年産10万トン
売り渡し対象 年間1万トン以上扱う大手小売業者
買戻し条件 なし
輸送 小売業者が指定する場所まで国が輸送
目標 6月上旬にも5キロ2000円(税込2160円)で店頭に並ぶのが目標

出典:日本経済新聞

売り渡し価格は入札方式だった前回よりも47%安くなっています。この政府備蓄米の放出に伴い農林水産省は「米対策集中対応チーム」を同日に発足しています。

随意契約の条件

随意契約による備蓄米の放出計画によって年間1万トン以上の取扱数量と、精米販売実績のPOSデータの情報提供の協力の条件が政府から提示されました。また、玄米の価格と米の目標小売価格が発表されたことでその条件に合致した企業との随意契約が始まりました。

備蓄米の金額はどうなる?

2025年5月27日時点での随意契約の申し込みは20社となっており、以下の通りになります。

  • オーケー株式会社
  • 株式会社タイヨー
  • 株式会社三和
  • 株式会社マルアイ
  • 株式会社カインズ
  • アイリスアグリイノベーション株式会社
  • 宮城商事株式会社
  • 株式会社ゼンショーホールディングス
  • 株式会社諸長
  • 株式会社JMホールディングス
  • 株式会社ベルク
  • 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
  • 株式会社サンドラッグ
  • 楽天グループ株式会社
  • 合同会社斉鑫
  • 株式会社ミスターマックス
  • 株式会社酒商増田
  • 株式会社シジシージャパン
  • イオン株式会社

ニュースなどでも取り上げられていますが、楽天グループでは2138円(税込)、アイリスオーヤマでは店頭で2160円(税込)で販売されており(2025年5月27日時点)、どちらも価格は放出計画の目標とほぼ同じになっています。随意契約前の備蓄米は3000~3500円程度で売られている口コミが多いため、目標の金額がいかに安いかが分かります。どの企業が購入しているかによってある程度どのスーパーで流通するのか推測できるので、備蓄米を購入したい方は参考にしてみてください。

現時点の契約企業や販売価格は異なっている場合がありますので、各公式サイトで確認してください。

出典:NHK

出典:アイリスオーヤマ