備蓄米は美味しいの?品質と味について
備蓄米を購入してみたいけれど、備蓄米の味は実際のところどんな味なの?と思われる方は多いのではないでしょうか?今回は備蓄米の品質や保存状態について解説すると共に、備蓄米を美味しく炊く方法や食べた人の口コミについてまとめたいと思います。
備蓄米の保存方法とは
政府の備蓄米は、全国約300カ所の倉庫に保存されています。玄米の状態で保存されており、保存環境は年間を通して温度は15度以下、湿度は60から65%に保たれている状態です。気温が15度を超えると虫が発生しやすく、湿度が17%以上になるとカビが発生しやすくなることからこの温湿度が保たれています。
出典:農林水産省
その他にも、玄米の形で保存されていることで味の劣化や独特の古米臭が発生するのを防いでいます。それと同時に、温湿度が高いと玄米の味が急激に劣化することもあり、低温で保存されています。逆に湿度が低すぎると米が割れたり弾力のない食感の悪い米になってしまうため、湿度を保つことも重要です。
備蓄米を美味しく食べるには
備蓄米、つまり古米を美味しく食べるには多少の工夫が必要です。以下に美味しく食べるコツをまとめてみました。
注意する項目 | 内容 |
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米研ぎ | 米が乾燥しており一気に水を吸収しやすいため、最初の水を入れたらすぐに捨てるようにする |
米を洗う | 米の粒が割れないよう優しく何度か洗うようにすると糠や古い匂いが落ちる |
浸水時間 | 最低30分、できれば1時間くらい吸水させる |
水の量 | 水分が足りないため、少し多めの水を入れる |
素材を足す | みりんや酒、はちみつを少量足すとふっくら炊けて甘味が足される。昆布を足すとうまみが足される。サラダ油を足すと艶を与えることができる |
その他、古米を美味しく炊くためのグッズなどもあるので、気になる方は活用してみましょう。
備蓄米の味の口コミ
備蓄米の味については、備蓄米が適切な環境で保管されているため保存状態、品質が共によく、精米された米は普通に美味しいとの口コミや新米とほとんど変わらないということもあるようです。しかし、美味しくない、米の形がつぶれているようで食感が悪いとの口コミもあるためなかなか判断しかねる状況にあります。
もし備蓄米を購入できた際には米の状態を確認した上で、普段よりもひと手間かかりはしますが炊く際のコツに気を付けることが大事です。また、炊き込みご飯やチャーハンなど加工して美味しく食べられるようにひと工夫した方が良いようです。