NHK受信料の基本プラン
NHKの受信料は、各家庭一律ではありません。契約が地上契約か衛星契約かによる違いや地域によって金額が変わります。ここでは、地上契約と衛星契約の違いや契約ごとの月額受信料について解説します。
地上契約と衛星契約
NHKの受信料は、主に「地上契約」と「衛星契約」の2種類に分かれています。地上契約は地上波(NHK総合・Eテレ)だけを視聴する場合、衛星契約は衛星放送(BS)も視聴する場合に必要です。
2025年10月からは、NHKのインターネット配信(NHKプラス等)も放送法上の必須業務となり、テレビを持っていなくてもスマートフォンやパソコンでNHKのネット配信を視聴した場合、受信契約と受信料の支払いが必要になります。
ただし、ネット配信は「実際に視聴した場合」にのみ契約義務が発生し、単に端末を所有しているだけでは支払い義務はありません。
出典:NHK
NHKの月額受信料
2025年5月時点で、NHKの月額受信料は以下の通りです。
契約 | 2か月払 | 6か月払 | 12か月払い |
---|---|---|---|
地上契約 | 3,900円 | 11,186円 | 21,765円 |
衛星契約 | 2,200円 | 6,309円 | 12,276円 |
出典:NHK
ただし、沖縄県の場合は、以下の料金が適用されます。
契約 | 2か月払 | 6か月払 | 12か月払い |
---|---|---|---|
地上契約 | 1,930円 | 5,539円 | 10,778円 |
衛星契約 | 3,630円 | 10,416円 | 20,267円 |
出典:NHK
他の地域から沖縄に転入する際や、沖縄から他地域に移り住む場合、金額が変動することを覚えておくとよいでしょう。
NHK受信料の割引・免除
NHK受信料には、さまざまな割引・免除制度があります。主な割引・免除は以下の通りです。
割引・免除名 | 割引内容 | 対象者 |
---|---|---|
家族割引 | 受信料が半額になる | 同一生計で離れて暮らす家族 |
学生を対象とした免除制度 | 受信料の全額免除 | 条件を満たした学生 |
受信料免除 | 全額または半額免除 | 生活保護の受給者世帯 障害のある方の世帯 など |
災害の被災者 | 全額免除 | 災害救助法が適用された区域で、半壊・半焼以上の被害を受けた世帯 |
家族割引は、同一生計で離れて暮らす家族や別荘など2契約目以降は、受信料が半額となる割引制度です。親元を離れて暮らしているものの、扶養されている学生で、前年の収入が130万円以下などの条件を満たしていると、全額免除の対象となります。
また、生活保護の受給世帯や障害者世帯など、一定の条件を満たす場合も、受信料の全額または半額が免除されます。さらに、災害の被災者も一定基準を満たすと免除対象となるため、被災時は申請したほうが良いでしょう。